二度目のテオ・ヤンセン展
大阪南港ATCで行われている、テオ・ヤンセン展に行ってきました。
前回(2017年)沖縄で開催されていたのを見にいき「なんじゃこれすごい」の驚きが忘れられなくって、また見に行くことができる機会が大阪であると聞き、すっ飛んできました。

ストランドビーストたち
テオ・ヤンセンさんが作る、風を”食べて”うごく生き物、「ストランドビースト」とよばれるものたちが展示されています。
工場でうまれて、強い風がふく海岸であるいたあと、生涯を終えて工場に帰り世界各地の展示会で飾られるとのこと。

どれもこれもサイズがでかい。

ストランドビーストの体は塩ビ管や結束バンド、ウレタンチューブにペットボトルといった身近なプラスチックでできています。

これらの部品を使って、風が吹かなくても歩けることができるようにしたり、海に歩いて行きそうになったときに方向転換させるしくみをつけたりしているとのこと。
このあたりのしくみについて解説してるコーナーもあってよかった。けれども、しくみが実際に動くところを見てみたい…👀
リ・アニメーション
展示されている「死んだ」状態のストランドビーストに、文字通り息を吹き込むことによって動かすことを「リ・アニメーション」というそう。大阪の会場では、主に1時間に1回、2種類のリ・アニメーションを見ることができる。再生産!
今回見に行った会では、まさかのテオ・ヤンセンさんご本人からの解説を聞くことができました!

事前アナウンスとかなにもなかったからびっくり
実際に動くビーストの様子はでかくて不気味?
何度見ても迫力があるなあ…
テオ・ヤンセンさんへの質問コーナーが開催されて、その中の質問に「動物に着想を得て作っているのですか?」というものがあり、その答えとして「必要な機能を集めていった結果、動物のような動きになった」と答えていらしてたのが印象に残っています。
ストランドビーストには、いろいろな要素を削ぎ落としていった結果みたいなものが感じられるのが好きだったのはそれなのか、と納得してうれしかったです。
ストランドビーストは見た者に写真や動画を撮られて拡散されたり、ミニキットを作られたりすることで「繁殖」するのだとの話もしていました。
その考え方、面白い…! となったので、私も繁殖に貢献してみようと、このブログにまとめてみたところです🌱
まとめ

今回、2度目のテオ・ヤンセン展に行けたことで、不思議なストランドビーストに対する理解がより深まりました。
沖縄で行った時に疑問に思っていたことも展示で解説がされてて、同じ作者の展示でも展示の仕方によって印象というか雰囲気というかが変わるんだなあというのも感じました。
あの物体は近くで動くのを見てこそだな、と思いました。また何かの機会に砂浜とかで動かすことがありそうなら見に行きたい…!
作品集をニマニマ眺めながらこの文章を書いています。ミニビーストも今度の休みに作りたいですね🎐
とてもいい週末でした。
テオ・ヤンセン展 公式サイト