「タコライス」という食べ物の立ち位置について
「タコライス」という食べ物は、沖縄県で生まれた「タコス」の具材である挽肉・レタス・チーズとトマトをご飯の上にのせた食べものです。
そして、近年は沖縄のみならず全国各地で食べられるようになってきており、私みたいな沖縄が恋しく思う沖縄出身・県外移住民でも食べることができるようになっています。

けれども、沖縄県民が想像する「タコライス」と、県外出身の人が考える「タコライス」は別物だと思うんです。
県外の人が考えている「タコライス」って
こんな感じのオシャレなイメージなんでしょ?
こんなんとか。
いいえ、沖縄県民にとっては「土曜日のおひるごはん」だったり「お腹いっぱい食べたい時にたべる」庶民フードなのです。
タコライスがこのように「塗り替えられている」ことについて、Twitterのこんなつぶやきを思い出します。
~略~
🇯🇵サブウェイはお洒落サンドイッチ店
🇺🇸SUBWAYは底辺ジャンクフード
https://x.com/girlmeetsNG/status/1491750292475441156
「底辺」……とまではいいませんが、
タコライスはオサレなたべものではなくてジャンクフード。
です。
一緒につけるドリンクはアイスコーヒーではなくコーラでありドクペでありルートビアです。
オムライスや洋食プレートではなく、マクドナルドでありバーガーキングでありKFCなのです。
立ち位置が違うのです。
ジャンクフードなタコライスが恋しくて、自作したこともあります。
こう!こんな感じで!ギチギチに詰まったひしめく具材!一体になった具材とご飯!!!


うまい。
頭の中には元祖「キングタコス」のタコライスがちらつきます。


ああ、また沖縄帰って食べたい。
沖縄スタイルのタコライスが沖縄以外でも食べられるお店
SNSで、沖縄スタイルのタコライスが東京・秋葉原でも食べられると聞き、少し前から気になっていました。
折り箱にギチギチに入ったタコライス!!!!!!
うまそう。。。
ということで!
東京に行く用事があり、昼ごはんの時間を空けることができたので、行ってみることに。
人生初の秋葉原、電気街でもなくメイド喫茶でもなく、タコライスで行くことになるとは……
ふおお!

「タコライスチーズ野菜」を注文し、2席ある店内で食べていくことに。
メニュー表もキングタコス風だなとか思いながら(キングタコスでは「タコライス」を頼むと挽肉ご飯がでてくる)、よそっている間もお話ししながら、ウチナーグチオンリーミュージックを聴きながら、わくわく。
おまたせしました〜

ワァ…
サルサソースもつけて

これですよこれ……
いただきます!!!!
うまい……!!
見た目は沖縄スタイルで、お腹にもガツンとくる。
これがジャンクフードじゃなかったらなんなんだ。
サルサソースはキングタコスのそれとは全くちがう。
サルサソースでこんなに印象が変わるなんて面白い。
こぼさずに食べることをあきらめ、どこから食べようか考えるこの感じ。
どこまでそのまま食べるか、どこからまぜまぜするか悩むこの感じ。
なつかしい。
一心不乱にもぐもぐしていたら、いつのまにかタコライスもサルサソースも平らげて、おなかいっぱいに。
ごちそうさまでした!
ぜひ、沖縄スタイルのタコライスを食べて欲しい…🌮
そして、沖縄スタイルのタコライスを恋しく思う全員に食べて欲しい…🔥
(そして関西に進出して欲しい…🤤)
こうやって記事にしたくなるくらいには、また食べたくなっているのでした。
店舗情報
ジャンボタコライス 秋葉原店
Instagram: https://www.instagram.com/jumbo.tacos/